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設計部門
意匠設計
チーム全員の熱い思いを、図面に起こしていく。
- 建築統括部|設計部
- 2018年入社
- 01
仕事の内容を教えて?
- 設計部に在籍し、設計図や契約図の作成、建築確認申請書などの書類をつくっています。CADはもちろん、最近はBIMを使った設計も行っています。こう話すと、黙って図面をつくっているように思われるのですが、それは誤解です。お客様のオーダーや、地域ごとに異なる条例など、細かな要件を満たした設計を行うには、先輩や営業の方の意見がなくてはならないんです。設計の仕事は実はコミュニケーションワークなんです。
- 02
ワンチームを実感するのはどんな時?
- 設計ミーティングです。設計を始める前には、営業部、設備部、お客様が一つのテーブルを囲み、打ち合わせを行います。オーダーはもちろん、それを実現する技術や設備、さらには見積もりに至るまで会話をし、設計の方向性を定めていきます。ミーティングの終わる頃には『いいものをつくるぞ!』と皆胸を熱くし、一つのチームが誕生しています。チームの熱い思いを、図面に起こしていく。それが設計の役割なんです。
- 03
村本建設へ入社を決めた理由は?
- 祖父も父も建築士でした。その背中を見て育った私も、設計を志しました。大学では意匠設計を専攻。デザイン志向の人が多い学科でしたので、皆尖った設計をしていました。そこで気がついたのです。個性の強い建築物を一人で考えるより、チームで団結して考えていく方が好きなんだと。それは、ゼネコンのものづくりだったんです。もちろん就活ではゼネコンを志望。その中からチームワークを大切にしている村本建設に決めました。
- 04
仕事の面白さは?
- 自分のつくった図面が、相手に伝わり、イメージが広がった時に面白さを感じます。出来上がったばかりの図面は、結局、自分一人の世界のもの。相手に見せて、思い描く建築物を共有できた時に、初めて設計図の役割を果たすのだと思います。だから、営業の方やお客様の口から「そうそう、こういうの!」という言葉が出た時は、とてもうれしい。その場ではクールな顔をしていますが、心の中でガッツポーズをしています(笑)。
- 05
入社後すぐに設計部配属?
- 多くの人と一緒にものづくりがしたい。この思いが叶うのであれば、職種はなんでもいいと思っていました。そのため入社後約2年間は、施工管理を任せてもらっていました。この経験は私にとって大きかったです。建築設計を考える上での視点が増えたのですから。それまで、『空間』を考えるのが設計だと思っていましたが、空間の外側、『器』を考えることの重要性を知りました。建築の両面を体験できたのはゼネコンだからこそ。大切な財産です。
- 06
休日は何をしているの?
- 建築巡りをしています。オススメですか?美術館が面白いですよ。美術館は何かを展示する『器』としての特徴が強く、ピュアな意匠や設計者の意図を感じる空間構成が多いからです。最近リニューアルした京セラ美術館は、青木淳さんの設計で、地下からアクセスして見上げながら入っていく(展覧会へ向かう人の高揚感を演出する)吹抜けのホール空間が素晴らしかったです。安藤忠雄さんが設計した、兵庫県立美術館も、海と山への視線の抜けが同時に存在する(神戸の風土を意識した)外部空間を見て感動しました。日本建築も好きです。奈良県にある唐招提寺は本当に雄大で、大きく広がる屋根を見た時、言葉を失いました。この趣味は、ずっと続く気がしています。
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